雨漏りの屋根工事による修理方法とは?専門家が教える雨漏りの原因4つ。

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雨漏りが発生する原因

雨漏りが発生する原因はいくつかありますが、よくある原因を説明していきます。

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屋根の経年劣化による雨漏り

屋根材が劣化したことで起こる雨漏り。
塗装品のケースでは、塗装のメンテナンスを行わなければ10年から20年でも雨漏りの可能性があります。
屋根材によってある程度年数が計れるため原因はわかりやすいです。

板金からの雨漏り

板金部分でもっとも雨漏りが起こりやすいのが「谷」部分です。谷部分では屋根面と屋根面とが谷型にぶつかっているため、降った雨水が集まってくる形になっている箇所がある屋根形状では要注意です。谷の部分はステンレスや銅板の板で溝を作り軒先まで流していますが、雨水に晒される頻度が多いため他に比べて劣化が早く、大雨の際には容量オーバーで雨水が溢れ、周辺の屋根材や下地を傷めることもあります。

また、瓦の屋根に銅板の板を使用していると、雨水と共に流れでた瓦の釉薬が銅板と反応して穴があくことが知られています。他にも、棟や壁取り合いの水切り部分に使われている板金で、隙間を埋めるコーキングが劣化してしまうと浸水することがあります。

ルーフィングからの雨漏り

ルーフィングは、屋根材の下にある防水シートです。

屋根材でほとんどの雨水を防水していますが、屋根材にはどうしてもわずかな隙間ができますので、防ぎきれず入り込んだ雨水を止めるのがルーフィング・防水シートです。また、屋根材の内側に結露し落ちた水分を排水する役割もあります。

しかし、ルーフィングも経年による劣化があるため、年数が経つとルーフィングでの排水性能が低下し、雨漏りにつながることがあります。

施工不良などによる雨漏り

施工不良とは、屋根工事の施工に不具合があるケースです。いわゆる欠陥住宅のことで、施工業者のミスなど、例えば屋根材の取り付け方法や手順などに手違いがあったり、適切な納まりがされていなかったりという原因で起こります。

たとえじゅうぶんな経験と技術と実績がある優良な施工業者でも、絶対に施工不良がないとは言い切れません。そのためこのようなケースに備えて施工保証をつけている業者があります。万が一施工不良が発生しても最長10年の期間で保証があるため、施主の不安を取り除いてくれます。もちろん当社も責任施工保証制度の認定業者です。

ただし、台風や豪雨などの自然災害によって受けた雨漏りなどの被害は施工不良によるものではないため通常は火災保険などでの対応になります。

また、施工不良を起こさないために施工管理のチェック体制を強化し、品質保証のダブルチェックを行うなど予防策も大切です。

当社の保証制度に関してはこちら(保証ページへ)

雨漏りが発生した場合の応急処置とその後の対処法

雨漏りが発生したら、まず応急処置を取らなくてはなりません。床や壁を濡らせてしまうなどの2次被害を食い止めるためです。応急処置の方法や落ち着いてからの対処法について解説します。

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床材を保護するためにも雨漏りをバケツで受けよう

天井から雨水が漏れてきたら、とりいそぎバケツで雨水を受けます。バケツの下にはブルーシートを敷くことで床が濡れるのを防げます。ブルーシートがない場合はできるだけ防水のためビニール製のもので、面積も広いほうがいいでしょう。なければバスタオルでもいいのでできるだけ床を濡らさないようにします。さらにバケツには雑巾や新聞紙などを入れて敷いておくことで水が飛び散るのを防ぎます。

また、複数の箇所から雨水が漏れている場合には、天井にビニールを貼って雨水を1か所に集め、バケツまで誘導したり、天井の水滴箇所からヒモを伝わせてバケツまで誘導するなどの方法もあります。

もし天井裏に上がれるのであれば、天井裏でバケツで受けるほうが確実です。バケツが大きすぎるなら洗面器でもいいですし、屋根からの漏水箇所に吸水シートを敷いておくとよく雨水を吸い取ってくれます。

業者に依頼して屋根をブルーシートで覆う

雨漏りの原因がはっきりしていれば、その部分をブルーシートでカバーすることができます。しかし分からない場合は次の雨が降るまでに全体的にカバーしなくてはなりません。

ブルーシートをかける場合には、基本的に一番高い棟からカバーするように覆わないとほとんど意味がありません。つまり高所作業になりますので自分でやるのは危険です。風で飛ばされやすいので、固定するのもコンクリートブロックを使って引っ張るなど多少のコツが必要です。

「地域の業者がおすすめ」

雨漏りの対応はこのような養生の対応も含めてスピードが必要になります。距離が近く、土地勘があったほうがスムーズなので、近隣で営業エリアが近い業者へ依頼する方が安心です。

原因を調査して見積をもらう

雨漏りは放置していても自然に治ることはありません。小雨が続けば目立った雨漏りはしないこともありますが、室内まで漏れていないだけで屋根裏や壁の内部には雨水が入り込み、確実に腐食させていきます。

まずは漏水箇所から辿っていき、原因を突き止めて修理をしなくてはいけません。漏れた箇所のすぐ近くに原因があるとは限りません。雨水はさまざまな部材を伝ってくることも多いので、経験のあるプロに調査してもらい、適切な修理内容で見積りを出してもらいましょう。

工事を依頼する

見積りが出たら、よく内容について確認し、納得したら早めに依頼しましょう。信頼できる業者に依頼し、早めに工事を済ませることで次の雨に備えることができます。

雨漏りを事前に防ぐ方法

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定期的なメンテナンス

屋根のメンテナンスを行わないと、屋根材が早く劣化して、雨漏りの時期が早まります。

しかし屋根は1軒1軒に違いがあります。屋根の形状、築年数、屋根材の種類など、屋根のメンテナンスはそれぞれにタイミングやポイントが変わってくるため、それらを見極めるために私たちのような専門のプロフェッショナルがいます。

適切なタイミングで効果的なメンテナンスを行うことで、雨漏りを防ぐだけでなく屋根の性能を長く維持することにつながります。

優良な業者選び

特に雨漏りでは地元の業者に依頼するのが最善と述べてきました。雨漏りや屋根関係、さらに防水関係は素早い対応がポイントになります。できるだけ少数精鋭で小回りの利くプロフェッショナル集団をおススメします。

まとめ

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雨漏りが発生する原因、発生した場合の応急処置、さらに予防法について解説してきました。

雨漏りはどんな建物でも発生する可能性があります。それを防ぐには日頃の定期的なメンテナンスが欠かせません。特に台風や豪雨の後は屋根が損傷している可能性があります。

雨漏りが発生してしまったら、適切な処置をしてなるべく建物の被害を最小限に食い止めましょう

髙橋 直浩

株式会社 高橋ブリキ工房
代表取締役社長

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